航空専門学校等では、主に小型機を対象とする二等航空整備士又は二等航空運航整 備士に必要な教育を２～３年を架けて、「航空機はなぜ飛ぶのか」という理論から始まり、構造や各種装置の仕組み、ボルト類の適切な締め方等の基本作業、発電機・エンジンなど装備品の交換、試運転による性能確認、故障箇所の修理方法など、様々な教育科目を、座学と実物の小型航空機を使用した実習で学びます。

　

　また、一部の学校においては、大型機の保守及び軽微な修理に係る一等航空運航整備士の資格取得を目指す教育も行われています。

　

　国土交通大臣が指定する教育施設には２種類あり、教育終了後に行われる技能審査 に合格すると航空局試験官が実施する実地試験の免除が受けられる「指定航空従事者 養成施設」と、教育を修了すると資格要件の一つである整備経歴の一部が認められる 「航空機整備訓練課程」があります。