金塊密輸対策に門型金属探知機 中部空港で公開|中日新聞
- nakamura20152
- 2018年4月11日
- 読了時間: 1分
引用元記事:中日新聞
名古屋税関は10日、金塊の密輸を水際で防ぐため、中部国際空港(愛知県常滑市)国際線の入国検査場に新たに設置した門型の金属探知機を公開した。3月末に6台設置し、既に稼働している。
金塊の密輸は全国で続発し、下着の隠しポケットや体内に隠して持ち込むなど手口が巧妙化している。中部空港ではこれまで携帯型の探知機で入国者を検査していたが、全身を調べるには時間がかかっていた。人がくぐる形の門型は入国者の流れを止める必要がないため、税関は「多くの旅客を検査でき、抑止力になる」と期待している。
10日施行された改正関税法は金塊などを無許可で輸入した際の罰金上限を、これまでの500万円から密輸貨物の金額の5倍まで引き上げた。金塊を正規輸入する場合は申告が必要で、消費税8%が課されるが、密輸して転売すれば消費税分の利ざやを稼げるため、税率が8%に引き上げられた2014年以降に件数が増えている。
17年の全国の摘発件数は1347件で、押収量は前年比2・2倍の6・2トン。中部空港でも同年6月、下着に金塊30キロを隠して密輸しようとした韓国籍の女ら5人が、関税法違反などの疑いで逮捕されている。
(中日新聞)

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