大村知事、ＩＲ法成立「国のスケジュール注視」 ｜日本経済新聞

引用元記事：日本経済新聞

　愛知県の大村秀章知事は23日の定例記者会見で、カジノを含む統合型リゾート（ＩＲ）実施法の成立を受け「国の基本方針や政省令のスケジュールはこれからなので、しっかり注視したい」と述べた。そのうえで、カジノに否定的な受け止めが多いことについて「真摯に受け止め、政府・与党が説明責任を果たすべきだ」と強調した。

　大村知事は昨年８月、中部国際空港島（常滑市）でのＩＲ整備の検討を始めると表明。これを受けた有識者会議が18年３月、誘致を検討すべきだとの提言をまとめた。23日の会見では「調査・研究を進めることに変わりはない」と述べるにとどめた。

　名古屋市の河村たかし市長がＩＲ整備に前向きな姿勢を示したことについては、「（名古屋市役所の）事務方がとまどっていると聞いている。特にコメントはない」と語った。