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国際線LCC、地方空港への就航倍増 アジアから観光客|毎日新聞

  • nakamura20152
  • 2018年8月23日
  • 読了時間: 3分

引用元記事:毎日新聞

 全国の地方空港で格安航空会社(LCC)による定期の国際線開設が相次ぎ、2018年夏スケジュールでは65路線と2年前から倍増した。その恩恵を受ける地元や周辺の自治体などは観光産業の活性化に期待を寄せている。一方で、東京など大都市に比べ遅れ気味な受け入れ態勢の強化も急務となる。

 「歴史に刻まれる大きな出来事。東日本大震災からの復興の力になる」。花巻空港(岩手県花巻市)に今月1日、台湾のLCC、タイガーエア台湾が就航し、同県の達増拓也知事は空港であった式典で、1964年の開港以来の悲願だった国際定期便の実現を歓迎した。

 花巻空港から入国する台湾の旅行者は世界遺産の中尊寺に加え、青森や秋田の桜の名所も巡ることが多い。岩手県の担当者によると、同県内だけでも三陸海岸など太平洋側まで足を延ばす人はまだ少ないといい、「新たな観光ルート開発の余地があり、東北全体ではさらに大きくなる」と話す。

 タイガーエア台湾が今年1月に就航した小松空港の地元、石川県では金沢市内だけでなく、飛騨高山や合掌造り集落、立山黒部アルペンルートに足を延ばしているほか、金箔(きんぱく)張り、和服など文化体験へのニーズも高まったりしているという。

 愛媛県では、昨年11月にチェジュ航空(韓国)が就航後、道後温泉や松山城、四国と本州を結ぶ「しまなみ海道」などを訪れる韓国人が増えた。しまなみ海道へは、台北からLCCで岡山空港に入国して向かい、自転車で往復する台湾人も増えている。

 イースター航空(韓国)のソウル線が昨年11月に就航した鹿児島県では、以降の月別の韓国人の延べ宿泊者数が前年同月比で約6割増から3・6倍の間で推移。同様に昨年12月にソウル線が就航した宮崎県でも今年1月の韓国人宿泊者は前年の2・2倍。旅行者が地方に直接降り立つことで滞在時間が長くなる効果も期待できる。

 外国人旅行者の増加を背景に、九州(沖縄を除く)と山口の計8県では8月1日から、電話による15カ国語対象の通訳サービスを受けられるようにした。広域での設定は、周遊を促すのも狙いだ。愛媛県も8月中旬、電話通訳サービスを独自でスタートさせた。

 外国人旅行者の動向に詳しい日本交通公社の川口明子・主任研究員は「今後もLCCの増加基調は続き、地域振興の好機になりそう。温泉や古民家宿泊、地域食体験など、目的を持って訪れる旅行者に響くメニューの充実が大事だ」と話す。【宇都宮裕一】

LCC

 運賃が大手の半額程度と格安な航空会社。英語の「Low Cost Carrier(ロー・コスト・キャリアー)」の略。大手の航空機より座席間隔を狭くして1機当たり座席数を増やしているほか、手荷物預かりや機内食の有料化などのサービスを簡素化し、航空機の機種数を減らして整備費を抑えるなど、経費を削減している。米欧では運賃や路線の自由化を受け1980~90年代に台頭、シェアは現在、3割。日本では、2007年に豪州のジェットスター航空が関西国際空港に初就航。国内初のLCCは12年3月に運航開始したピーチ・アビエーション。これまで関空や成田など大都市の国際空港での就航が中心だった。


 
 
 

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