空港結ぶ旅客船の安全点検 運輸支局と海保｜中日新聞

引用元記事：中日新聞

不審者や不審物の有無を確認する四日市海上保安部と三重運輸支局の職員ら＝津市なぎさまちで

　帰省客が増える年末年始の事故やテロを防ごうと、中部運輸局三重運輸支局と四日市海上保安部は十二日、中部国際空港と津市を結ぶ旅客船と旅客船ターミナル（津市なぎさまち）で安全点検にあたった。

　毎年恒例で一九六七年から点検している。旅客船ターミナルでは午前十一時半ごろ、運輸支局員四人と海保職員二人が旅客船やターミナルで、不審物の有無や安全設備の運営状況を確認。津なぎさまち発中部国際空港行きの旅客船に乗り込み、救命胴衣や救命浮器の管理状況を調べた。

　現場で警戒にあたった三重運輸支局の大西聡博次長は「年末年始は人の往来が増える。安全運航のため、今後もしっかりとした点検を実施していく」、四日市海保の杉野富美航行安全係長は「冬の伊勢湾は風が強く荒れやすい」と表情を引き締めた。

　（佐藤裕介）