全国54空港の経営動向、2017年度の増収は43社 減収は9社|FlyTeam ニュース
- nakamura20152
- 2019年2月8日
- 読了時間: 2分
引用元記事:FlyTeam ニュース
東京商工リサーチは2019年2月6日(水)、2018年3月期の「空港ターミナルビル経営動向」調査を発表しました。
この調査は、全国の主な空港ターミナルビル経営会社54社の2017年度決算をまとめています。54社の売上高は3,157億円で、前年度から9.4%増となっています。調査対象の半分程度の売上高が羽田空港の国内線を運営する日本空港ビルデングと、2位以下を大きく引き離しています。
増収は43社、減収は9社、横ばいが1社で、格安航空会社(LCC)の就航、訪日外国人客の増加基調にあり、東京商工リサーチは各空港ビルにこの恩恵が波及し、売上が伸びたと見ています。
売上高の増加率トップは、米子空港ビルで前年度比22.2%増でした。国際線の増加で乗降客数が増え、海外の航空会社からの施設使用料の収入増や物品販売が寄与したとみています。また、2位は4月に民営化を控える福岡空港ビルディングで、新たな運営事業者は西日本鉄道、九州電力など地場企業を中心としたグループが決定しています。
経常利益率は1位が日本空港ビルデング、2位が那覇空港ビルディングでした。調査対象のうち経常利益率20%以上が8社、10%台が23社で、10%以上の経常利益が約6割と、空港ビルの収益力は高いと東京商工リサーチは評価しています。
■売上高ランキング
1位:日本空港ビルデング(羽田国内線) 1,761億6,000万円 (9.7%)
2位:新千歳空港ターミナルビルディング 485億5,275万7,000円 (0%)
3位:福岡空港ビルディング 282億4,072万7,000円 (16.8%)
4位:那覇空港ビルディング 103億6,568万9,000円 (8.4%)
5位:長崎空港ビルディング 51億3,811万4,000円 (3.4%)
6位:宮崎空港ビルディング 44億4,128万4,000円 (3.4%)
7位:大分航空ターミナル 30億8,715万5,000円 (13.9%)
8位:鹿児島空港ビルディング 27億6,903万5,000円 (3.7%)
9位:函館空港ビルディング 26億8,084万5,000円 (-3.7%)
10位:広島空港ビルディング 25億673万2,000円 (4.7%)
■経常利益ランキング
1位:日本空港ビルデング(羽田空港国内線) 87億6,900万円 (12.0%)
2位:那覇空港ビルディング 42億8,491万7,000円 (19.4%)
3位:新千歳空港ターミナルビルディング 35億1,050万3,000円 (-)
4位:福岡空港ビルディング 34億2,324万円 (35.8%)
5位:熊本空港ビルディング 5億5,993万円 (36.4%)
6位:函館空港ビルデング 4億7,063万3,000円 (-11.1%)
7位:長崎空港ビルディング 4億3,653万4,000円 (9.5%)
8位:富士山静岡空港 4億1,500万円 (7.8%)
9位:松山空港ビル 3億9,045万6,000円 (-11.9%)
10位:鹿児島空港ビルディング 3億8,310万6,000円 (27.4%)
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